海外で働く駐在員は、基本的に、非常に高いレベルの英語力が求められます。海外に関係する部署にいる方はある程度、英語を話せる、あるいは読み書きできる、かもしれません。ただ、それ以外にも、会社から突然辞令が出て、海外で働く必要がある、という人も中にはいるかもしれません。あらゆるレベルの人がいるかと思いますが、海外駐在員に求められるレベルの英語力に到達するためにはどのように学習すれば良いのか、を解説させていただきます。
ビジネス英会話を身に着けるためには、いくつかのアプローチがあります。ビジネス英語の前の段階だる方は1から始める必要があります。それぞれ段階を踏んで、解説させていただきます。
1.基本から学ぶ
まずは基本的な文法や語彙を習得しましょう。初心者向けの教材やオンラインコースを利用すると良いでしょう。
初心者向けの教材やオンラインコースが充実していて、オススメできるのは、「Native Camp」です。まずは外国人と英語で会話する、ということに抵抗感がある方は多いのではないのでしょうか。私自身もその一人でした。私も受講していて、「Native Camp」が一番良いと感じている点は、レッスンの時間を選べることです。英語学習に限らず、何かの能力を上げようとする時、毎日継続させることはとても重要になります。また、「Native Camp」に登録されているたくさんの先生から選ぶことができますので、飽きもきません。また、教材も充実しているため、最初の内は教材を使いながら、文法や語彙を増やしつつ、英語で会話する、ということに慣れて、段々とフリートークを入れていく、というやり方がオススメです。
2.リスニング
ビジネス英会話ではリスニングが非常に重要です。ポッドキャストやビジネス関連の動画、映画やドラマを視聴してリスニング力を養いましょう。
リスニング理解力を高めるために、聞き取った内容をまとめる練習も行います。ビジネス英語の会話力を向上させるために、英会話のクラスやビジネス英会話のグループに参加して、実践的な会話の練習を行います。
3.スピーキング(会話の練習)
ビジネス英会話は実践が肝心です。英会話のクラスや会話パートナーを見つけ、積極的に会話の練習をしましょう。また、ビジネスシーンで使われるフレーズや表現を覚えておくと役立ちます。
私も英語での会議の前に、まずやったことと言えば、ビジネスシーンでよく使われるフレーズや表現を覚えることです。もちろん、会話の流れで伝えたいことを伝える能力は必要ですが、その前の段階として、ビジネスシーンで使う表現をいくつか知っておけば、スムーズに会話を進めることができます。以下に、ビジネスシーンで頻繁に使われるフレーズや表現の例をいくつか挙げます。
- 会議での挨拶と開始:
- “Good morning/afternoon/evening, everyone.”
- “Let’s get started, shall we?”
- “Thank you all for coming today.”
- 意見や提案を表す:
- “I’d like to propose/agree with…”
- “From my perspective, I think…”
- “In my opinion, we should consider…”
- 質問をする:
- “Could you clarify that point?”
- “Would you mind elaborating on…”
- “What are your thoughts on this?”
- 合意や不一致を表す:
- “I’m in full agreement with that.”
- “I’m afraid I can’t go along with that.”
- “Let’s find a middle ground.”
- 提案やアイディアを受け入れる:
- “That sounds like a good plan.”
- “I’m on board with that idea.”
- “Let’s give it a try.”
- 要約や結論を述べる:
- “To summarize, we have agreed on…”
- “In conclusion, our next steps are…”
- “Based on our discussion, the main takeaway is…”
- フォローアップやアクションアイテム:
- “I’ll follow up with an email detailing our action items.”
- “Could you please take care of the action items from today’s meeting?”
- “Let’s schedule a follow-up meeting to review our progress.”
これらのフレーズや表現は、ビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑にするのに役立ちます。ビジネス英語を習得する際には、これらの表現を覚えて使いこなすことが重要です。
また、その次の段階にはなりますが、会話の流れで、自身が伝えたいことを伝えるためには、”英語脳”にしておく必要があります。徹底的に鍛えたい、という人には以下のようなレッスンを受けることをオススメします。
1.VERSANTもTOEICもビジネス英会話のウィリーズ英語塾
これらの英会話の研修あるいはアプリを駆使して、”英語脳”にしていくことをオススメします。
4.ビジネス文化の理解
英語圏のビジネス文化や慣習を理解することも重要です。ビジネスメールの書き方や電話での対応など、文化的な違いを把握しましょう。
5.読書とライティング
ビジネス関連の書籍や記事を読み、ビジネス英語の表現やスタイルを学びましょう。また、ビジネスメールやレポートなどのライティングも練習し、自分の表現力を向上させましょう。
6.模擬面接やプレゼンテーション
ビジネス英会話の実践的なスキルを磨くために、模擬面接やプレゼンテーションの練習を積極的に行いましょう。フィードバックを受けることで改善点を見つけられます。また、できるだけ早く実践の場に身を置きましょう。ビジネス英語を実際のビジネスシーンで使うことで、理解が深まり、スキルが向上します。
海外駐在員としてのビジネス英語は、単なる言語能力だけでなく、異文化理解や実践的なスキルも必要とされます。これらをバランスよく学習し、実践的な経験を積んでいくことが重要です。また、海外駐在員としての役割は多岐にわたります。常に新しいことを学び、自己成長を続けることが求められます。ここでご紹介したのはあくまで一般的なビジネス英語を身に着ける方法です。海外駐在員としてのビジネス英語と言うと、駐在先の業界に関連する専門用語やビジネスプロセスに精通することも重要になってきます。業界関連の英語の書籍や記事を読み込み、業界特有の表現やトレンドを学びましょう。また、英語学習は一生涯にわたるものであるため、継続的な自己学習を心がけましょう。